筆談アプリ

 







音声認識アプリはここ数年で信じられないほど進化し、会議やイベントに字幕がつくことも増えてきました。しかしそれだけではありません。音声認識は聞こえに不安を感じている方が自分で使う筆談アプリとしても活躍しています。

簡単に筆談アプリを使いたいという方に適しているいくつかのアプリをここでは紹介していきます。

紹介内容は次の4点です。

・ダウンロードページとマニュアル掲載サイト

・参考動画

実際に自宅で認識させた動画で表示画面の比較もしてみてください。マイクは使用せずに認識用スマホとは40センチ程度の距離があり、カメラを間に置いた状態で認識させています

・便利機能

・テレビのニュースを認識させてみた結果

災害時の緊急放送で字幕がついていないときはテレビの前にスマホを置いて音声認識させると情報収集が可能になります




(1)音声文字変換&音検知通知




Googleが開発したAndroid用の音声認識です。

立ち上げるだけですぐに認識をさせることができます。

先日、講演を聞く機会がありましたので、どのくらいリアルに認識するものなのか、いくつかの筆談アプリを使ってみました。

100席程度の会議室の前から3番目、スピーカーにわりと近い席に座っていくつかのアプリを試したなかで一番簡単に使えたのはこの「音声文字変換」でした。

実際に筆談アプリとして使うときは操作が簡単なことが重要な要素だと思います。周囲に大勢の人がいるときなどは、ずっとスマホを触っているとやはり周囲の目が気になりますので、出してすぐ使えるアプリは安心感があります。


参考動画は自宅で認識させています↓




💖便利機能

①音検知通知機能があります。

②認識画面で返事を入力することができます。

③オフラインでも利用できます。




※音検知通知の「ノックの音」を実験した動画です↓





音検知通知は非常に便利な機能ですが、カメラライトが結構な勢いで光ったので驚きました。

その他には、履歴の表示や名前を呼ばれた時に教えてくれる機能、「カスタムの単語」もあります。単語は読みの登録ができませんのであまり実用的ではないようです。


ニュースの認識

特に問題なく認識します。認識率が低めのときはスマホのマイク(スピーカー)をテレビに近づけると改善します。






(2)こえとら




国立研究開発法人情報通信研究機構の高品質音声合成技術を使っています。

認識率は悪くはないのですが、認識画面までいくつかのステップがあり、認識中はポップアップされたマイク画像だけが表示されます。認識文字が表示されるのは認識が終了してポップアップ画面が閉じたあとです。短文のやり取りでは問題なく使えます




💖便利機能

①災害発生時にインターネット回線が利用できなくなる可能性があることを想定し、組み込み型の音声認識及び音声合成が動作して、オフラインでも利用できるようになっています。

②よく使う会話文を登録する会話帳があります。(地名や固有名詞を登録する辞書機能はありません)

③チャット機能があります。


 ニュースの認識

認識中は文字が表示されないため、アナウンサーが淀みなく話していればいるほど、ずっとマイクの画像が出たままで認識結果は表示されません。

画面をタップして終了させる→認識結果を読む→また認識させるという動作を繰り返す必要があります。読んでいるときは認識できませんので情報を完全に受け取れない状態になります。






(3)ひつだんくん





Google音声認識を使っていますオフラインでは使えません。

認識中はGoogle音声認識の画面がポップアップした状態ですが、認識した文字はリアルタイムで表示されます。完全に認識が終了するとアプリのメイン画面に戻ります。

認識率は結構高いのですが、数秒認識しない状態が続くと「聞き取れませんでした」というエラーメッセージが出ます。

句読点はつきませんが、文節ごとに半角程度のスペースが入ります。

認識結果を消すときはDelキーを使います。







💖便利機能

①向かい合った人に認識表示画面を見せるための反転ボタンがついています。

②手書きホワイトボードがあります。


 ニュースの認識

認識率は高いのですが、ほんの少しの間があるだけで認識が切れてしまいます。認識中もポップアップ画面で認識結果を読むことはできますが、一旦切れてしまうと再度マイクボタンをタップするまでは認識しません。繰り返しマイクボタンをタップする必要があります。






(4)UDトーク




AI音声認識AmiVoiceを利用していますが、Googleの音声認識に切り替えることもできます。オフライン機能はiPhoneでのみ利用可能です。

実際に筆談アプリとして使ってみて感じたのは単語登録の大切さですが、UDトークを日々使っていますので他のアプリとの認識率の比較が難しくなっています。実際に使ってみて比較していただくしかないと思います。

参考動画は「編集用」「遠くの声」に設定し、「AI」を大文字で単語登録、マイクなしで認識させています。





💖便利機能

①単語登録機能があります。

②名前と指定の単語があるときに知らせる機能があります。

③漢字の読みや小学校で習う漢字を学年ごとに表示できます。

④長文で表出する「高精度」と短文で表出する「編集用」を選択できます。

⑤「近くの声」「遠くの声」を切り替えることができます。

⑥翻訳機能があります。

このブログで設定の仕方を説明していますので参考にしてください


 ニュースの認識

問題なく認識します。一度「タップして話す」をタップして認識をスタートすると認識を続けます。遡って認識結果を確認したり録音機能をONにして聞こえる人に確認してもらうこともできます。






(5)耳の遠くなった方に音声入力で大きな文字を表示するだけのアプリ



 ダウンロード 

表示方法などは「ひつだんくん」と似ていますが、広告が非常に多く表示されますので操作が複雑になり見づらいです。

広告を非表示にするにはプレミアム会員(480円/月)に加入する必要があります。

参考動画は広告が入るため撮れませんでした。






最後に、筆談アプリとは違いますが、通話相手の声を文字にする電話アプリ」を紹介します。


(6)ヨメテル




2025年1月からスタートしました通話相手の声を文字にすることで、電話でのコミュニケーションをスムーズにする、法律に基づいた公共インフラとしてのサービスです。24時間・365日、双方向での利用ができます。

このサービスを利用するには実際に登録する必要がありますので参考動画を撮ることはできませんでした。「日本財団電話リレーサービス」のYouTubeチャンネルにUPされている動画で内容を確認してください↓







💖利用登録が必要な方


① 電話で相手先の声が聞こえにくいことがある個人
② 医療機関で難聴と診断されている個人
③ 身体障害者手帳(聴覚障害又は音声機能・言語機能又はそしゃく機能の障害)を保有している個人

④ ①から③に該当する者が所属する法人


※きこえる人の登録は不要です。きこえにくい人のヨメテル用電話番号(050番号)を知っていれば、お手元の音声電話を使ってヨメテル用電話番号に発信・着信が可能です。


通話相手の声を文字にする方法として、AI(自動音声認識)と文字入力オペレータがあります。ただし、緊急通報を利用する場合は、文字入力オペレータに限ります。



💖利用料金

ヨメテルの通話に係る料金プランは2種類あります。

①月額料ありプラン

 月額料+通話料A(従量制)

②月額料なしプラン

 通話料B(従量制)

料金の詳細は公式サイトの「利用料金について」を参照してください。月額料を払ったほうが通話料は安いようです。

※通話料は発信者側の負担となります。

※緊急通報及びフリーダイヤルへの発信は無料です。

※ナビダイヤルへの発信は料金プランに関わらず、33円/分(税抜30円/分)です。




今回はUDトークを含む5つのアプリと「ヨメテル」を紹介しました。いろいろ試してみて使いやすいアプリを見つけていただけると嬉しいです。









0 件のコメント: